まわりと同じタイミングでスタートする新卒採用と違って。自分で調べて進めないといけないはじめての転職活動。仕事をしながら転職活動を進めるのも大変だし、退職後だと気が焦って間違った選択をとってしまいやすくなったり。。。
そんなはじめての転職をできる限り失敗しないように進めるために、転職数5回以上の著者がはじめての転職のコツ、オススメの方法をお伝えします。
あなたのキャリアを一歩踏みだすきっかけを!ぜひ参考にしてみてください。
転職の全体像を知ることが、はじめての転職活動成功の近道
はじめての転職をより良いものにするために、まず転職活動の全体像を把握することをおすすめします。どんなことが待ち受けているのかがわかれば対策がしやすいもの。転職初心者にとっては、理解していて損しない内容だと思います。
1、自身の棚卸し
スキル・価値観の見直しで、次のキャリアの糸口を探そう!
2、次のキャリアを選ぶための方法
直接、エージェント、現職で再起、独立、どうやって次のキャリアを探すか考えよう!
3、企業選び方
転職によって満たしたい要素を備える会社をどう探すか、コツを知ろう!
4、選考ステップへ
履歴書、職務経歴書→求人応募・書類選考→面談→適性検査・筆記試験→内定→退職交渉・引き継ぎの流れを知ろう
はじめての転職の重要ポイント!2つの棚卸し
選考ステップに力を入れるのも大切ですが、特に転職初心者に最も重視して欲しいのはここ。自分が今回の転職で何を叶えたいと考えているのか、譲れないことは何なのか、あればいいけど劣後させていいものは何なのかを考えましょう。
価値観の棚卸しは、はじめての転職活動のキモ
はじめての転職では「転職はリセットの機会、この選択をとることで新しい何かが待っている」と思ってしまいやすいですが、転職は自身のワーク+ライフにおける価値観のチューニングです。
自身のライフスタイルの変化によって、大切にしたいと考える価値観は変わってくるもの。新卒の時はバリバリ仕事をしたいと考えていても、結婚したら、子供ができたら、親の介護で、など、そのタイミングごとに調整が必要になります。
自身の価値観を整理する上で、ドラゴン桜の著者三田紀房氏の別作品【エンゼルバンク-転職は人生のチューニング-】の作中に出てきた五角形の考えはわかりやすく。はじめての転職では使いやすいと思います。
<転職活動で価値観を整理するための五角形>
① 五角形をつくる
② 自分が大切にしたい要素を5つ書き込み、現在の状況について各5点満点(計25点満点)で自己評価する
③ 転職したら各項目をどれくらいにしたいか表をつくる(項目を変えるのはOK)
④ ③は②の持ち点と同じようになるようにつくる(②の持ち点が20点であれば、③も20点におさまるようにする) *点数の追加はなし
③④で記載する転職先の要素には「転職の中でゆずれない」ものから優先して当てはめてください。「これがなかったらほかの条件が良くてもその会社を選ぶことがない」、そんな条件です。ゆずれない要素が5つなければ、「妥協できるけどあれば嬉しい」要素をあげてください。
要素をあげる際は下記など参考にしてみてください。
① モチベーションに関連するもの
企業への共感、職務内容、給与、成長環境、人間関係、評価、教育の体制など
② 働き続ける上で必要なもの
職場環境、休みの取りやすさ、ワークライフバランス、健康管理など
③ そのほかの要素
ポジションの有無、将来性、箔・知名度など
スキルの棚卸しで、転職活動をスムーズに
スキルの棚卸しといっても、はじめの転職初心者には難しいもの。下記2つの視点で自信ができること、得意とすることを整理してみてください。
1、横断的な能力
仕事や業務をどのように推進するかに関連する能力です。どの会社・職種であっても応用がきくポータブルスキル・考え方について棚卸ししましょう。
読解能力、言語化能力、課題設定能力や問題解決能力、論理的思考能力やコミュニケーション能力などがあげられます。未経験の職種に転職する場合でもそうでなくても、このスキルの棚卸しは必須です。
2、職種に特化した能力
具体的な職種に紐づく能力です。マーケティングであれば、戦略策定・企画力、データ分析力、戦術理解(webマーケ、コンテンツマーケ)などがあげられますし、人事であれば、人事戦略、教育・研修、採用、労務管理などの能力があげられます。
また、職種ではありませんが、業界の理解も転職の際に棚卸ししておくと、同業界、隣接業界への転職の際に役立ちます。